これからの農業、そして伝統工芸産業は組織マネジメントは必須。ヒントは「Google re:Work」にあり
生産性の向上が叫ばれて久しい日本ですが、農業と伝統工芸産業の非効率性は特筆に値すると思います。
いくつか原因はありますが、その一つは産業についてきちんとしたデータがとられていないため現状を把握できず、そのため具体的な問題の構造を見つけにくい点だと思います。
しかし人口減少や経済規模の縮小が今後も続くと見込まれている今、やはり生産性向上は大きな課題です。
そこで求められてくるのが組織マネジメントなのですが、私がお勧めしたいのは文献主義、つまり科学的なデータに基づいたマネジメントです。
難しく考える必要はありません。グーグルが無償で素晴らしいサービスを提供してくれています。
グーグルのアカウントを作る必要もありません。日本語版もあります。
リワークでは人事プロセス、働き方を改善するためのグーグルの手法、研究、ツールなどを提供してくれています。
素晴らしいのは、働き方を改善するための研究データを無償で公表しておりその科学的根拠に基づいた働き方改善の提案をしていることです。(文献は英語ですがね。)
例えば、組織で働く時には心理的安全性が重要である、ということをグーグル研究チームは主張しています。
心理的安全性とは、要するに「無知、無能、ネガティブ、邪魔だと思われる可能性のある行動をしても、このチームなら大丈夫だ」と信じられるかどうかということです。
私も前職では仕事はできるけどすごく怖い上司や先輩がいて、そういった人たちは仕事ができない人を人前で罵倒しているのを見てきました。私も仕事をミスした時は罵倒されました。
すごく怖くて、だんだん委縮してうまく発言できなかったり、仕事のパフォーマンスが落ちて自分を責めたことを今でも覚えています。
そういったことにならないよう、仕事が楽しくなるようにグーグルリワークでは様々なアイディアを提案しています。
話が少しそれましたが、まだまだ古い仕事の習慣が残っている農業、伝統工芸産業。見方によればこういった最先端の研究事例を取り入れることで得られる伸びしろは他の産業よりも大きいのかもしれません。
正しい考え方を学び実践していけば、きっと成果は出てきます。
まずは正しい情報を集めることから。一歩ずつ進めていきたいものです。