描いて作って耕して

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ブルーベリー農園、規模が大きくなってきたら蜂の放飼を検討しましょう。

ブルーベリーの花粉は受粉するために昆虫の力を借りています。

手作業でも受粉できなくはないですが、それはあまりに手間です。

そこで大規模、もしくは施設栽培のブルーベリー農園では蜂を放して受粉のお手伝いをしてもらいます。

写真はブルーベリーに蜂が蜜を取りに来ている様子。ピントがなかなか合いません。(笑)

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こちらの圃場では3000匹、18,000円規格の蜂を放していました。

規模は10アールくらいでしょうか。女王蜂はいません。

働き蜂は蜜を集めるのに必死なので、よほど邪魔をして怒らせない限りは刺されることはありません。

 

朝暖かくなると活動を始め、夕方冷えてくると巣箱に戻ります。

まだブルーベリーの花があまり開花していない段階では砂糖水を用意して蜂への栄養補給をしましょう。

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簡素ですが、立派な巣箱です。

蜂は農薬に弱く、近隣で農薬散布するリスクがある場合は、事前に近隣の農家さんとコンタクトをとって蜂を放すタイミングを決めましょう。

 

受粉すると写真のように、花弁が落ちてめしべがむき出しになります。

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今年もいい実がつきそうです。

蜂の活動は4月中旬くらいまででしょうか。

ハイブッシュとラビットアイで開花時期も違うので、その辺のタイミングを見計らって蜂を準備するといいと思います。

また、蜂にもいろいろ種類がありますが、外来種である蜂を取り扱う場合には、蜂が外に出て生態系を乱さないよう注意を払う必要があります。

 

蜂とブルーベリーの営みを見てるいると、自分が農業を通して自然と携われているのはごく一部なのだなと思わされます。

近づくとちょっと危険ですが、ミツバチはやはり可愛いものです。

 

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