ブルーベリーが枯れて困った、なんて経験ありませんか?その対策は?
ブルーベリーは強健ですが、それでも枯れる時は枯れます。
なぜ枯れたのか?
その原因がはっきりしないともう一度栽培したいという気持ちになれませんよね。
そこで今回はブルーベリーが枯れる原因についていろいろ書いてみます。
原因①灌水不足
ブルーベリーの根は地表から浅い部分に密集しているため絶対に乾燥に非常に弱いです。きちんと毎日灌水できるシステムが整っていないのであれば、マルチをして地表からの水分の蒸発を少しでも防ぎましょう。果実がついている時なら、果実の様子を見ればブルーベリーが水分不足かどうかが一目で分ります。果実がしわしわになるからです。
対策
地表をバークチップで覆う、お金があるなら灌水システムを作る、保水力の高い土を使って土壌改良する。
原因②前年に実を成らせ過ぎ
ブルーベリー、特にラビットアイは実を成らせ過ぎる傾向にあります。
成木(樹高1.5m~)くらいになるまではあまり実を成らせ過ぎないようにしましょう。
他のブルーベリーに比べて葉が少ない樹も弱っている可能性があるので着果を少なくさせましょう。
早く収穫したいからと、実を成らせ過ぎて翌年にブルーベリーが枯れてしまった、なんていう話はよく聞きます。
対策
ブルーベリーが成木になるまで多収穫は我慢です。
花芽を摘み取り、着果制限をする、もしその制限数が分らないなら思い切って成木になるまで着果を全くさせない。
原因③コガネムシ
コガネムシはピートモス(というか、炭素比率の高い資材)を好んでやってきます。
土中にもぐりこんで産卵し、幼虫がブルーベリーの根を食い荒らし枯れます。
地上がぐらぐらしてきたらアウトです。コガネムシの被害発見は難しく手遅れになることが多いのですが、運よく早期発見できたらすぐに根洗いをしましょう。
復活できる可能性は低いですがそれでもやらないよりはいいです。
対策
コガネムシが土中にもぐらないようにマルチングする、ネットなどで物理的にコガネムシの飛来を遮断する、農薬を使う
ブルーベリーが枯れる主な原因はこれくらいです。
どれも奥深いテーマで、掘り下げると面白いものばかりなのですが、どの原因で枯れるにしろ一度枯れ始めたブルーベリーの復活は難しいです。
まずは情報収集をして知識をため、事前に予防をすることがとても大切です。それでも枯れてしまったら原因を分析をしてまた一から栽培し直そう、というマインドがとても大切だと思います。
あきらめずに育てていればブルーベリーはきっと応えてくれます。どうか一度枯れただけでブルーベリー育成をあきらめないでくださいね。