描いて作って耕して

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ブルーベリー、面倒な水やりはマルチで軽減を。

ブルーベリーの水やりのタイミングは難しいです。

あまり水をやり過ぎると根腐れを起こしてしまいますし、水が足りないとどんどん枯れていってしまいます。

しかし、家庭で楽しむ程度ならそこまで水やりを心配する必要はありません。特に梅雨時期は土壌が過湿になりがちなので、水やりをしないことはもちろん水はけにより注意をする必要があります。

水はけが良い土選び、そして表面が乾燥しないようにバークチップでマルチングをすればよほどのことが無い限り水やりが原因で枯れることはないと思います。

もちろん、これは最低限の管理基準です。高品質な果実を求めるならそれなりにしっかりとした管理を行う必要があります。

5~6日に一度の頻度で水やりをするのがブルーベリーの成長にとって望ましいとされています。

あまり高頻度の灌水だと根腐れを起こす可能性が出てきますし、灌水が遅れると土壌が乾燥して果実の縮みが出てきます。

水をやる量をきちんと管理したいのであれば、テシオメーターを使う方法があるのですが費用がかさみ家庭菜園向けではありません。

また、苗木の成長段階でも水やりの量は違ってきます。

1~2年、3~6年、7年~で水やりの量は徐々に増やしていくべきです。

また基本的に、梅雨が終わり夏を迎えると、ブルーベリーは水やりをした方がいいです。

美味しい実をつけるためにはそれだけ水が必要になってきます。

ブルーベリーは浅根性の樹木です。地表から30㎝以内に大部分の根が密集しています。

その分地表からの水分蒸発に強い影響を受けるため、バークチップでのマルチが有効なのです。特に鉢植えの場合はコガネムシ対策の意味でも有効です。

また、バークチップを通して水やりをするとphを若干下げる効果も期待できます。

この水やりの管理の仕方がオーソドックスなやり方です。

巷には様々な工夫を凝らしてブルーベリーを育成するプロ農家がいらっしゃいますが、まずはオーソドックなやり方を覚え、ブルーベリー育成を楽しみながら自分なりのやり方を研究する方が望ましいように思えます。

今日書きたいことはそれくらいです。