ブルーベリーの施肥は百花繚乱。自分に合った肥料を選ぶのが◎。
【結論】
ブルーベリーの施肥は人それぞれ。プロでなければ時間とお金のコストを検討して一番費用対効果の高いものを選びましょう。
施肥ってなんかワクワクしませんか?
ブルーベリーをペットと思えば言わばエサやり。
楽しくないはずがありません。
しかし世の中ブルーベリーに限らず肥料についてはみんなあれこれ持論を展開して収集が付きません。
施肥方法(地面に置くだけか、土を掘って施肥するのか、などなど)までカウントするとそれだけで一つのテーマになってしまうほど情報が溢れています。
ちょっと整理してみましょう。
①有機肥料を使った施肥
ブルーベリーはアンモニア態窒素を好みます。
そのため有機質肥料は非常に有効であるとされておりその中でも油粕はプロでも使っている優秀肥料です。(鶏糞はだめです。においがきつく石灰分も含んでいるため土壌が高phになりやすくブルーベリーの生育上よくありません。。)
ポイントは発酵されたものを使うこと。でないと発酵熱で根がやられたりハエがたかったりします。ペレット状のものが使いやすいかと。
ぼかしなんかもいい有機肥料になります。もちろんアンモニア態窒素のものを選択。こちらもペレット状のものがお勧めです。また、油粕よりも即効性が高いので施肥のタイミングは考えなければなりません。寒肥ではあまり意味のない肥料のように思えます。
②化成肥料での施肥
市販のものですね。有機質肥料をまぜたものもあります。
即効性のあるものから緩効性のものまで様々です。よく説明書を読んで使用してください。栄養のやり過ぎはまったくやらないのと同じくらい良くありません。
きちんと容量や範囲を守った使用を心がけましょう。
③液肥を使った施肥
ポット栽培でよく話題になるのがこれですね。
結論からかくとめちゃくちゃ効きます。成長が早いという点では間違いなく液肥が最強です。
ただ、私がヒアリングしたブルーベリー農家さんからは液肥では果実が水っぽくなるという評価を聞いています。私は舌が鈍感なせいかよくわかりませんでした…。
液肥栽培はとかくポットを潤しておくためそのせいでしょうか?もし液肥栽培を検討されているのでしたら一度ご自分で調べた方がいいと思います。
大まかに分けてこの3タイプでしょう。
効き具合では
費用では
時間的には
の順に優れています。
また、それぞれの施肥方法やタイミングについても考えることが重要です。
有機肥料や化成肥料は根の伸長を促すために根の周辺に。
液肥はドリップ式の施肥方法の導入をした方がよりブルーベリーの成長に役立ちます。アクアフォームも役立つでしょう。
しかし、ブルーベリーの育成上施肥よりも排水管理の方がはるかに大事です。
身も蓋もないことを言うようですが、ご自分のライフスタイルに合わせた肥料選びをすることが心理的に、あるいはコスト的に考えても最も費用対効果が高いように思われます。
それでは、よいブルーベリーライフを。