ブルーベリーの枝の剪定、もう終わりましたか?初心者向けの剪定方法紹介
先日、某ブルーベリーハウスにて、ブルーベリーの剪定のお手伝いに行ってきました。
私のようなブルーベリー初心者の人は、まずは経験値を上げることがとても大切だと思います。
もしご自分で少ししか木を持っていなくても、知り合いや篤農家へお願いすれば剪定の方法もきっと教えてもらえます。お手伝いさせてください、と言われれば相手も悪い気はしないものです。私はそうして自分の経験値を上げました。
さてさて、では肝心のブルーベリーの選定方法について。
箇条書きに書いていきます。理由もついでに書いておきましょう。
※少し専門的な用語が使われています。ご容赦ください。たぶん、字面で意味はなんとなく分かると思います。
①木の内側に向かって伸びる枝を切る。(収穫の時に不便だし、風通しが悪くなるため)
②下に垂れている枝、下側に伸びている枝を切る。(上に伸びている枝に着く実の方が栄養が良くいきわたるため)
③同じところから分れている枝(車枝)は勢いのある1本を残し他は切る。(栄養を分散させないため。)
④細い主軸枝候補は、葉芽を一つ残す長さで切る。(このまま残していても余分な栄養を吸うだけで大きくならない。一度切り落として新しい葉芽の成長に期待する。)
⑤枝が多くて込み合っているところは、勢いの良い枝を一本残し他は切る。(風通しを良くし、栄養を分散させないため。)
⑥枯れている前年枝切る。(これ以上成長しないため。)
⑦太さ3m以下の結果枝は切る。(大きな実を付けず、木が余計な消耗をするのを防ぐため。)
⑧結果枝の長さは15cm程度にする。(これがおそらく理想的な長さ。一つの枝に実を付けさせすぎると果実品質が低下する。1枝3つ程度の花芽が良いが、それは葉の枚数に依存する。)
⑨古い主軸枝を切る。(着果しても大きな実が成らないため。時々このように枝を更新する必要があるため、新しい主軸枝候補は必ず2~3つは育てておくこと。)
↓こんな感じでチョキチョキ
↓剪定前の枝が、
↓こんな感じですっきりと。
だいたいこれだけの作業をすればOKだと思います。ただ、ラビットアイは成木になるまで剪定は不要と唱える人もいますから注意が必要です。(玉田孝人著、基礎からわかるブルーベリー栽培 参照)
選定しない場合でも、着果数のコントロールをしなければブルーベリーが枯れてしまう可能性があるので注意です!
特にラビットアイ系は着果過多になりやすいので注意です。
↓剪定が終わったら大きな切後には除菌剤を塗布しておきましょう。
ブラシなどで塗っていくと時間短縮になるかもしれませんね。
時間がある時にこの情報をまとめてPDFにしてブログに張り付けたいと考えています。
ご意見、ご要望などありましたらいつでもコメント欄にてご連絡ください。それでは。